勉強は時間ができた時に、まとめてやりますか?
社会人の受験生が多い行政書士試験では、そうなりがちです。
ですが、毎日勉強した方が、合格の確率は上がります。
慣性の法則はご存知でしょうか。
動いているものは、動き続けようとし
止まっているものは、止まり続けようとする法則です。
自転車に乗ったことがある人が多いと思いますが、
自転車も、漕ぎ始めはペダルが重いですが
走り始めると楽にペダルを漕げますよね。
行政書士の勉強でも同じことが言えます。
勉強を始めたころは、勉強と聞くだけで気が重くなります。
自転車でいうところの、ペダルが重い状態ですね。
ですが、何とか毎日勉強していると、
ある日から、勉強していないと気持ち悪い、と感じる日が訪れます。
こう感じたときが、自転車でいうスピードが出ている状態になります。
逆に、勉強の始めの時期というのは、どうしてもしんどさがあります。
今まで勉強をしていなければ、特にしんどく感じます。私もそうでした。
大体、勉強を始めてから3日目が、一つ目の山場です。
3日目になると、「ちょっと一日だけ勉強を休もうかな・・・」
と思い始めます。
ここで休んでしまうと、せっかくスピードに乗れる段階まで来ていたのに
急ブレーキをかけてしまうことになります。
1日勉強を休んだことで、また重いペダルを漕ぎ始めなければならなくなります。
結局、勉強に取り組むのも面倒くさくなって、
1か月後には、やってるんだか、やってなんだか、わからない状態になります。
あ、一つ勘違いしないでほしいのは、絶対毎日勉強しろと言ってるわけではありません。
流石に毎日勉強すると息が詰まるので、1週間のどこかをリフレッシュの日としてもいいと思います。
私も、1週間のうち、勉強をしない日を1日程度作ってましたから。
では、休むことの何がいけないのか。
「自分の感情のままに休む」ことがやってはいけないことなのです。
目的もなく、自分の感情を優先して休んでしまうと、
「行政書士試験って辛いんだな、辛いならやめておこう」
と、身体が覚えて、勉強することが億劫になります。
勉強というのは、何も、教材をこなすことだけを考えるのが勉強ではありません。
休憩も勉強のうちです。効果的に休みを入れることで、勉強が続きやすくなります。
そうはいっても、働いていると、疲れて、勉強ができない日もあると思います。
そんな時は『1ページだけ読む』、それが無理なら『1文だけ読む』と決めて
テキストを広げてください。案外読めるはずです。
休憩も大事なのですが、まず、毎日の勉強を途切れさせない方法を考えてみてください。
感情にまかせて休まないというのは、そのあとで考えればいいのです。
とりあえず、テキストを開く時間を5分でも10分でもいいから作る。
勉強から離れていた人ほど、はじめから1時間、2時間と勉強する方が
シンドさを感じて、挫折してしまうキッカケを作ってしまいがちです。
最初は数分でもいいので、勉強をしている時間を作ってください。
その積み重ねが、長時間勉強するための秘訣になります。
・・・数分の勉強って、勉強になるんですか?
そう思う人もいると思います。
ですが、短期合格を独学で狙うのであれば
1時間2時間のまとまった時間で勉強するよりも、
細切れの時間で勉強をした方が、勉強の効率が上がります。
長時間勉強できるようになることも、大事ですが、
まずは、継続して勉強する習慣を身につけましょう!
なかさい
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