早い人だと、問題集を解き始めている人もいるでしょう。
どうですか、思っているように解けていますか?
ひと通り解いてみて、8割以上の正答率になったという人は、
基礎知識は身についてます。どんどん問題を解きましょう。
いやいや、8割どころか2割も正解していないよ。
という人は、まだまだ基礎知識が身についていません。
どんどん問題を解きましょう。
え?!問題が解けないのに、問題を解くの?!
と思われたかもしれません。そうです。問題を解いた方が定着が早いのです。
学校の勉強、特に算数の勉強を思い出してみてください。
公式だったり、やり方を学んだら、すぐに問題を解いてませんでしたか?
なぜだかわかりますか?よーく思い出してください。
そう、教科書を読んだときに分かっていても
先生に教えられた時だけわかっていても
自分で解けなければ、わかったことにはなりませんよね。
特に算数だと、問題を解いて、やり方を教科書で見直して
とやっていくうちに、腑に落ちる瞬間がありませんでしたか?
この問題が来た時にはこう解けばいい、と。
この問題を解く勘が大事になったはずです。
行政書士試験の勉強でも同じことが言えます。
過去問を解くことは、基本テキストの知識を確認することと同じです。
間違えたなら、基本テキストに戻って確認して、また解く。
そのサイクルを重ねることで、徐々に基礎知識が固まってきます。
問題が解けなかったときに、まだテキストの勉強が不十分なんだ、と思って
またテキストを重箱の隅をつつく様に読まないでください。
テキストで勉強することと、問題を解くことでは
勉強の段階に差があるのです。
高さが極端に違う階段のようなものです。
問題が解けないのは、その階段をどうにか登ろうと、試行錯誤している段階です。
そんなときに、テキストを読むだけの勉強に逆戻りしてしまっては、
せっかく登り始めた階段を下りることになります。
どうにも結果が出なくて、心が折れそうになるのが、問題演習です。
まずは、行政書士試験の問題形式に慣れてください。
正答率を考えるのは、その次の段階です。
問題演習をするときのコツをお伝えします。
間違えた問題は、なぜ間違えたのかを解説を読みながら考えてください。
次に答えるとき、必ず、正解にたどり着く力になります。
テキストではどう書いてあったか、確認するのはもちろん。
● 分からない言葉があれば、辞書で調べる。
● 第〇〇条は知らない、というのであれば、六法で調べる。
● 判例の背景が分からないのであれば、データベースで検索をする。
地味な作業ですが、ここをおろそかにしていては、結果は見えています。
ただ、調べるときにあまり深入りはしないでください。
調べることに夢中になって、まったく勉強が進まなかった、ではいけません。
もちろん、調べてもわからないことはあると思います。
今はわからなくても、一通り勉強すると分かる
なんてことは良くあります。
今、わからなくても、試験当日までに分かればいいんだ、
ぐらいのリラックスした気持ちで勉強をしましょう。
なかさい
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