行政書士試験まで、残り144日。
もうすぐ、LECでは、このような無料講座が開かれます。
行政書士試験は範囲が広いため、戦略的に勉強しなければ、合格はできません。
重要度の低い分野を勉強していないか、この講座を見て、確認しましょう。
例年、YouTubeでも掲載されます
YouTubeなら再生速度を切り替えてみることができるので、
倍速再生をして、内容を確認しましょう。
目次
基本テキストを読むときはココを見よ
重要度を意識するのは、普段の勉強法でも同じです。
書店で買った基本テキストには、重要度が表記されているものがあります。
ほとんどは、ABC表記で、
Aランクは、重要
Bランクは、普通
Cランクは、レア
という位置づけです。
行政書士試験に合格するためには、A,Bランクの分野は
しっかり理解していないといけません。
Cランクは、知っていれば良い、という扱いになります。
テキストを読むときも、今勉強している内容は、
行政書士試験で合格するために、重要な分野なのか
知っているだけでかまわない分野なのか
少し意識するだけでも、勉強にメリハリが出てきます。
このメリハリが効率の良い勉強を生み出します。
テキストを200%読み込む方法
基本テキストを使った勉強で
一番怖いことは、
文章を読んでいない、ということです。
憲法や、民法、行政法、商法、会社法といった法律を
読んだことがある、という人の方が圧倒的に少ないです。
行政書士試験の受験生は、法律は全くの初心者という人がほとんどです。
私も、大学の教職課程の時に、憲法を、ちょこっと勉強したぐらいです。
法律初学者の人が、独学でテキストを読もうとすると、どうなるか。
無意識に、読み飛ばしをし始めます。
自分は真剣に読んでいると思っているのに。
読み飛ばしをしてしまう。
なぜか。
わからない言葉や、独特な言い回しをすることがあるため
だんだん、目で文章を追っているだけになり
読んでいるけれど、読んでいない、という状態になります。
これが、勉強しているけれど、成果が出ない、という
恐ろしい結果をまねくことになります。
そうならないために、基本テキストを読むときは
1.指で文字をなぞりながら読む
2.文章を声に出して読む
この2つを実践してください。
指で文字をなぞりながら読むと、
今はココを読んでいるんだ、と意識することができるので
知識の吸収率が上がります。
声に出して文章を読むと、100%読み飛ばしがなくなります。
私も、行政書士試験の勉強をしているときは、声に出して読んでいました。
しかも、声を出すと、不思議と眠くなりません。
文字を読む、という作業に没頭するので
一番、知識が頭に入りやすくなります。
勉強するときは、声を出して、読み飛ばしを無くしましょう。
これを徹底すると、本試験で、読み間違いをしなくなります。
完璧にやろうとするな、60%理解できれば良し
行政書士試験で、不合格になる理由は、コレにつきます。
教材が多すぎて、試験までに、全部やり切ることができない。
教材が多すぎるのであれば、減らせばいいのです。
ですが、その教材を減らしても、まだ間に合わないという人がいます。
おそらく、ほとんどの人は、今からなら、この教材をやれば合格できますよ
と言って厳選したものを渡しても、
やり切ることができないのではないか、という不安があります。
『勉強だから、1ぺージ1ページ覚えないと次に進めない』、
どうですか、心当たりはありますか?
これは、学校教育の弊害です。
間違えてはいけない、という強迫じみた感情が、
効率の悪い勉強方法を取らせているのです。
1ページずつ丁寧にやって、一週間後、覚えてるでしょうか。
私だったら、たぶん、やったことすら忘れています。
いいんですよ、間違えても。
いいんですよ、完璧に覚えなくても。
というより、人間が一回で覚えられることのほうが、レアケースです。
人間の脳は、必要なことしか記憶しません。
命の危険があることは、1回で覚えます。
行政書士試験の知識なんて、命にかかわらないですよね。
だから、すぐ忘れてしまうのです。
ただ、何回も、同じものに触れていると
脳が「これは生きるために必要な知識だ」と思い込んでいきます。
そうすることで、知識が定着するのです。
例えば、自転車に乗る練習をしたとき、一回で乗れたという人は少ないはずです。
何回も何回も転びながら、ひざを擦りむきながら、練習をしたと思います。
テキストを一回読んで、理解できるというのは、
はじめてなのに、自転車を乗り回せることと同じです。
自転車に乗るために、何回も転んだ経験を積むことで、
バランスのとり方がわかり、はじめて、自転車をひとりで乗ることができるようになる。
転んでも、何回も続けるうちに、
脳が「これは生きていくために必要なことなんだ」
と思ったから、乗れるようになったのです。
テキストも、はじめはわからないところだらけでも、
2回読むと、ちょっとわかるようになります。
3回読むと、こんなことが書いてあった、と新しい発見がみつかります。
n回読むと・・・
これを覚えるまで、何回もやるのです。
脳は、1回では覚えません、何回も同じことをやって初めて覚えます。
だからこそ、勉強で、はじめから、1ページずつ丁寧にやってはいけないのです。
短い期間に反復することで、記憶に残ります。
何となく、このページに書かれていることが理解できたな、と思ったら
次に進んでください。
なんとなくは、6割でも7割でも、4割でも構いません。
このページには、なんとなく、こういうことが書いてあった、と
印象に残ればそれでいいのです。
間違えている、正しいという知識の整理は
この後の段階で行うので、
とにかく読み進めることを、第一に考えてください。
基本テキストを読む時期は、丁寧にやったか、よりも
何回テキストを読んだか、を重視してください。
ノートは作るな。非効率な勉強の正体はコレだ。
勉強ができる人は、ノートもキレイに書く。
そんなイメージがあります。
ですが、ノートも使い方を間違えると
まったく勉強をしない、無駄な時間を作り出してしまうのです。
私の学生時代の友人に、ノートはキレイにまとめるのに
成績がなかなか伸びない、という人がいました。
家庭教師のバイトをしているときも、
ノートはキレイなのに、成績が悪い人がいました。
不思議に思って、ノートを書くときに、何を考えているのか聞いてみると
意外にも、「文字の色」や「文字を書く場所」にこだわっていたことがわかったのです。
重要な言葉だから「赤色」で書く、というのはわかりますが
重要だから「色を変えよう」「文字の大きさはどれくらいがいいかな」「イラストを描こうかな」・・・
という考えが頭をめぐっているのだというのです。
「なぜ、そんなことを考えてノートを作っているのか」
と聞くと、決まって
「人に見られたときに、きれいなノートだと勉強できるって思われるでしょ」
という答えを返してくれました。
その人達には、ノートを作る理由を教えましたが。
これを読んでいるあなたは、何がいけないのか、わかりましたか?
この域まで達してしまうと、もはや勉強をするためにノートを作るのではなく
ノートを作る作業をするために、ノートを作っているようなものです。
本来、ノートは、自分の知識を書き出して、整理するためのものです。
キレイなノートを一冊作って満足するぐらいなら、
自分が分かりやすいテキストを買ってきて
何回も声を出して読んだほうが、何倍も効率が良いのです。
わかりやすいテキストを何回も読む
私が高校生の時の英語の先生が、いつもおっしゃっていました。
「ノートに英文を写す、和訳を書く、辞書で調べるという『作業』に時間をかけてはいけない、
自分の頭で考える『思考』の時間を多くとりなさい。 手段と目的を間違えないように」
そのノート作りは『作業』ですか?『思考』ですか?
作業になっているのであれば、どうやれば思考できるか、考えてみましょう。
私は、ノートはほとんど使わず、行政書士試験を合格しました。
唯一、ノートを使ったのは、9月に、自分の苦手分野をピックアップした時だけです。
ノートに知識を整理することが目的ではありません。
頭に知識を定着させることが、行政書士試験に合格する唯一の方法です。
声に出して読む、というのは、脳を活性化させることが分かっています。
とりあえず、1回、最後まで読み切ってください。
1回読み切ったら2回、3回と読みまわしてください。
必ず、理解が深まります。
まずは、基本テキストだけで、勉強しましょう。
六法や辞書を使って調べるのは、テキストを一通り読み終わった後でかまいません。
なかさい
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