基本テキストは、順調に読み進めているでしょうか。
間違っても、1ページ1ページ丁寧に覚えようとしないでください。
読書をする感覚でいいのです。
基本テキストをはじめて読むにしても、かける時間は1~2週間です。
1週間かかっても読み切る見通しがつかないなら、何かがおかしい、と思ってください。
丁寧に読むと、どれだけ時間があっても足らなくなる
丁寧にやろうと思えば、どこまでも突き詰めることができます。
わからない用語があったら、そのたびに辞書を引く。
関連条文が出てきたから、六法を引く。
その気持ちは大事です。
独学ですから、はじめから正しい知識を入れることは大事です。
ですが、この方法が、行政書士試験に受からない
最悪のシナリオなのです。
はじめから、なんでもかんでも調べると、手間ばかりかかります。
この調べる手間が、勉強を進まなくする最大の理由です。
調べることに時間をかけて、10ページ読むのに2時間かかりました。
では、行政書士試験当日までに勉強が終わるでしょうか。
おそらく、3日目には、
「終わらない」
という絶望感とともに、意気消沈していくでしょう。
テキストを読むだけの段階なら、辞書も六法もいりません。
まずは、テキストを読み切ることに集中してください。
実はこの作業が一番大変です。
はじめて勉強する段階で、全範囲に目を通せ、と言ってるのですから。
ただ、勉強の全範囲を最初に見ておくことで、
そのあとの勉強が非常に楽になります。
見開き1ページに5分以上かけてはいけません。
5分もかけていたら「読み込みすぎ」です。
まずは、行政書士試験の大枠を作ってしまおう
実践すると分かるのですが、私が記事にしたこのテキストの勉強法は、
今まで勉強した勉強に比べると、非常に気持ちが悪いです。
完璧に理解しないまま次に進むので、これでいいのだろうか、と
今までに味わったことのない感覚を味わうことになります。
ただ、このやり方は仕事ができる人のやり方に似ています。
仕事のできる人は、はじめから100%の仕事はしません。
40%でも50%でも、ある程度、大枠を作ってから
細部を肉付けして、60~80%の完成度まで一気に持っていきます。
細かいレイアウトにこだわるよりも、とりあえず完成させることを第一に考えています。
文章の表現とか読みやすさは、二の次なのです。
とりあえず、全体像を把握して、仕事をやりやすくする。
このやり方をぜひ、行政書士の勉強にも取り入れてください。
資格の学校でも目次学習といわれますね。
全体を把握しながら、勉強を進める。
そのために、
とりあえず、基本テキストを読み上げる。
これを真っ先にやりましょう。
なかさい
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