行政書士試験でもっとも点が上がるのは
「苦手科目の克服」です。
模試で点数が取れなかったところ、
点は取れたけど、ちゃんと選択肢が切れなかったもの
そういう問題を復習していく必要があります。
でも、苦手科目って何書いてあるかわからないことありませんか?
今までまったく、法律の勉強をしてこなかった私にとって
苦手科目というのはありませんでした。
だって、全部わからないんですから。
「わからない」
と言っていても、試験で180点は取れません。
わかるために、どうすればいいのか。
ポイントは、単純接触とイメージです。
目次
わからない=理解に時間がかかる
わからないとは、どういうことなのか。
『理解するのに時間がかかること』です。
わかるようにするためには、理解するまでの時間を短くすればいいわけです。
と、簡単に書きましたが、それができたら苦労しませんよね。
特に、はじめて法律を勉強することで、最大の壁があります。
それは、
条文や判例が、独特の言い回しになっていて、
慣れていないと、読みずらいということです。
勉強していて思いませんか?
「なんで、こんな回りくどい言い方をしているんだろう」と。
これは、ある意味仕方がないことなんです。
法律は、広く効力を持たせなければいけません。
だから、抽象的にふわふわした言い回しにするしかないのです。
これが、わからない状態にさせています。
読むだけでも嫌になりますよね。
逆に考えれば、すっきり読めるようになれば、良い。
何度も見るだけで好感度が上がる
心理学には『ザイアンスの法則』というものがあります。
1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが発表したことです。
どういう法則か、というと、
『(閾下であっても)繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。』
・・・ちょっとよくわかりませんよね。もう少し具体的にしてみましょう。
初めのうちは興味がなかったり、苦手だったりしたものも、
何度も見たり、聞いたりすると、次第に好きになってくる、という効果。
たとえば、
私はプロフィールに『w-inds.が好き』と書いているのですが、
もともとはあまり興味がありませんでした。
小学生のときに、友だちから教えてもらって知ったんです。
はじめは、「友達から教えてもらってたし、聞かないもの悪いな」
と思って、その友だちと、話を合わせるためだけに、曲を聴いていました。
学校から帰ったときや、ちょっとしたときに何回も聴いていると、
「あれ?なんか、このグループの曲好きだな」
と思うようになったのです。はじめは興味が無かったのに。
これは、苦手なもの、人、こと、にも当てはまります。
心理学を勉強に取り入れよう
もう、何をすればいいのかわかりますよね。
勉強で苦手なところがあるのなら、何度も読めばいいんです。
この時、あれこれ考えるのはやめにしましょう。
理解ができない、と思うと嫌になります。
ただ、読むだけ、声に出しても良いですね。
行訴法が苦手なら、その分野のテキストだけ読む。
とにかく、単純に接触する機会を増やしてください。
ヒトの脳は、生活で使わない知識をどんどん忘れていきます。
しかも、新しいことは基本受け入れられません。
でも、毎日その知識に触れることができたら?
忘れる頃に触れることができたら?
脳は、
「そうか、これは生きるために必要なことなんだ」
と勘違いして、覚える気になってくれます。
具体的なイメージを持とう
行政書士試験の勉強が苦手になる理由に、
「言い回しが抽象的になる」ことが挙げられます。
抽象的でフワフワしているから、よくわからなくなります。
だったら、具体的なイメージを持って勉強しましょう。
特に民法は、実生活のイメージが持ちやすい。
私は、身近な人をAさん、Bさん・・・と当てて勉強をしました。
そうすると、
「この人にお金貸すのは嫌だけど、こういう法律があるんだな」とか
勉強に、感情がついてきます。この感情が大事なんです。
感情にはたらきかける勉強は、記憶に残りやすい。
昔のことでも、
「あの味が忘れられない」とか
「あの時の景色がすごくキレイで感動した」
というように、よく覚えていることは感情がセットになっています。
イメージをすることで理解を深め、
そこに感情をもたせることで、記憶が残りやすくなる。
ちょっとした勉強の楽しみ方です。
まとめ
苦手科目の克服は一番いやな勉強です。
けれども、一番点数が伸びるのもココ。
苦手なものには
・単純に接触する機会を増やす
・身近なものに例えて具体的にイメージする
やはり、苦手なものは嫌なので、あまり触れなくなってしまいます。
でもこれはペーパー試験。
好き嫌いで選り好みしていては、合格はできません。
まずは、触れる機会を多くして、法律の言い回しに慣れる。
そして、理解を深めるために、具体的なイメージを持つ。
できた時の達成感は、例えようがありません。
ぜひ、実践して、『できた』という体験を増やしてください。
それが、勉強を続けるモチベーションにもなります。
なかさい
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